心の記憶を巡る
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神仏習合の神と仏が共存する日本特有の宗教形態が色濃く残る。
当時の人々が捧げた祈りと願いの声が寺社に響く。
心の拠り所となる神聖な場所で、育まれた日本人の信じる気持ちに触れる。 -
山・川・海・里に恵まれた豊かな地域は、世界農業遺産にも登録されている。
代々その土地や技術を守り、荒れ地であっても開拓してきた。その開拓精神は今なお受け継がれている。 -
武家社会の中で発展した「武士道」戦いの中から生まれた高貴な意識は、日本人の礼儀・作法を生み、茶の湯などから垣間見ることができる。
在地を守るその精神は人の尊厳の高みへ向かった。 -
武家を支えた商人の心意気。伝統は守られ、時には新しい創造をもって卓越した技術を生み出してきた。
切磋琢磨してきたその精神の輝きは、現在の日本の文明と文化に影響を与えている。 -
ゆっくりとただ浸かる。それだけで癒される温泉は、大分県の誇る文化。
暮らしの中にあたりまえのようにある温泉は、生活文化の一つを形づくる。ホッとする時間は、未来への活力を育む。 -
日本が目まぐるしく変化し続けた明治・大正・昭和の時代。今に通じる暮らしと営みの原石はこの時生まれた。
誰しも華やかな暮らしに憧れを抱いて夢を語る。激動の時代を乗り越えて培われたゆるぎない精神の強さ。