六郷満山開山1300年〜神仏習合の発祥の地 国東半島宇佐地域〜

お知らせ 2018.12.17 更新

平成31年 修正鬼会の日程について 岩戸寺(国東市)・天念寺(豊後高田市)

修正鬼会とは・・・

修正鬼会は、国東半島の六郷満山寺院を中心に行われてきた春を迎える伝統行事です。地域では「鬼会(おにお)」とか「鬼夜(おによ)」と呼んだりもします。

平安時代に都の各仏教寺院で「修正会}という正月の法会が行われるようになり、各地の寺院にも広がり、鎌倉時代にはこの国東半島地域にも入っていたようです。そして六郷満山寺院では、この地域で行われていた「鬼会」という行法と結びつき、独自の「修正鬼会」が生まれたと考えられています。

現在、寺々に残されている鬼会面などから、江戸時代の初め頃から盛んに行われていたようです。

六郷満山の寺院は、決して大きな寺院ではありませんでしたが、領主の厚い保護を受け、領地や多くの僧を抱えていたことから、各寺院で「修正鬼会」を行うことができました。しかし、、明治時代になると、保護する領主もなくなり、寺僧も減少したことから、六郷満山の寺々は東・中・西組に分かれ、各組内で相互に加勢しあう方法をとり、およそ20の寺院で「修正鬼会」を行っていました。現在では東組が国東市の成仏寺と岩戸寺で交互に行い、西組が豊後高田市の天念寺で行うだけとなっています。

修正鬼会は寺の僧侶だけでなく、地域の人々が様々な役割を担っています。このことは、六郷満山寺院と地域の結びつきの強さを示すものと考えられています。

仏教儀式でありながら農耕儀式や庶民信仰をも含んだ儀式として、昭和52年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

【岩戸寺(国東市)修正鬼会の日程】

平成31年2月10日(日曜日)

1.昼の勤行           午後3時~

 ◉講堂で僧侶が読経を行います。

2.お斎(おとき)        午後5時~

3.垢離取り(こうりとり)    午後6時30分~

 ◉年の勘定とタイレシが淵(参道下のコーリトリ淵)の水に体を浸してお清めをします。

4.盃の儀            午後7時~

 ◉本堂で院主とタイレシが盃を交わして縁を結び、鬼会が無事執行されることを祈願します。

5.タイアゲ           午後7時30分~

 ◉参道で大松明(オオダイ)に火がつけられ、タイレシが担ぎ上げて参道を上り、六所権現と薬師堂に献灯します。

6.夜の勤行           午後8時30分~

 ◉昼の勤行に続き、講堂で読経が行われます。

7.立役(たちやく)       午後10時30分~

 ◉講堂で僧侶が香水棒(こうずいぼう)などを持ち、経文に合わせて舞う、一連の行法(ぎょうほう)が行われます。

 米華(まいけ)・開白(かいびゃく)・香水(こうずい)・四方固(しほうがため)・鈴鬼(すずおに) 

8.鬼走り(境内~地区内)    午後11時30分~

 ◉2名の僧侶が荒鬼(あらおに)(災払鬼(さいばらいおに)・鎮鬼(しずめおに))に扮して登場します。修正鬼会のクライマックスです。

 ◉災払鬼・鎮鬼(さいばらいおに・しずめおに)

   鬼とタイレシが「オニハヨー  ライショハヨー」と囃しながら前後左右に飛び、松明を振ります。つづいて手をつないで輪を作り、参拝者が中に入って加持を受けます。松明で参拝者の肩などをたたき、無病息災の加持を行います。

加持が終わると、鬼は寺を飛び出して地区の家々を回り、もてなしを受けます。

 ◉鬼後咒(きごじゅ)

  地区を回った鬼が講堂へ帰ってきます。鬼は暴れ回りますが、タイレシが押さえつけ、院主が鬼鎮めの餅をくわえさせるとしずまります。鬼は僧侶の衣に着替え、講堂で院主と長老の僧侶が「松明結儀頌」を唱えると、鬼会が終了します。

【お問合せ】

国東市教育委員会 文化財課

〒873-0504

大分県国東市国東町安国寺1639-2

弥生のムラ  国東市歴史体験学習館

TEL 0978-72-2677    FAX 0978-72-2505

国東市 観光課

〒873-0511

大分県国東市国東町小原2662-1

国東市サイクリングターミナル内

TEL 0978-72-5168  FAX 0978-72-5173

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【天念寺(豊後高田市)修正鬼会の日程】

平成31年2月11日(月・祝)

1.昼の勤行                   午後3時~

2.垢離取り(こうりとり)            午後7時~

 ◉川中不動前の川中で荒鬼、災払い鬼役の僧と、テイレシ(介錯)が身を清めます。

3.タイアゲ・夜の勤行              午後8時~

 ◉大松明3本を講堂前、権現社前、本堂寄りに立てます。夜の勤行が始まります。

4.立役(たちやく)               午後9時~

 ◉一旦僧は退場し、着替え。ここから芸能的な所作となります。

5.米華(まいけ)                午後9時10分~

 ◉2名の僧侶が右手に香水棒、左手に米・藁・牛玉杖(ごおうづえ)を載せた膳を持ち、相対して足踏みをします。撒かれた米などは縁起ものなので拾いましょう。

  開白(かいはく)

 ◉2名の僧侶が諸仏諸天に祈念、香水棒を持ち踊ります。

  香水(こうずい)

 ◉激しい法舞を行い、仁聞聖者の難行と六郷満山建立の悲願成就を表し、五法龍王の加護により、内外洗浄のための香水が注がれることを祈願します。

  鈴鬼(すずおに)

 ◉男女の面をつけ、鈴、団扇を手に持ち、十種の法舞を踊ります。

6.災払い鬼・荒鬼(さいばらいおに・あらおに)  午後10時~

 ◉2鬼が登場!  最初に災払い鬼(赤鬼)、続いて荒鬼(黒鬼)

7.鬼の目餅まき                 午後11時~

 ◉一番盛り上がるのが、この「鬼の目餅まき」です。鬼の目と呼ばれる大きな餅を参拝者に向かって投げます。それを拾った人は縁起が良いとされ、こぞって奪い合います。

  最後に鬼が松明で参拝者の背中や肩を叩き、無病息災を祈願します。(※火の粉が飛ぶので服装には注意してください)

8.鬼後呪(きごじゅ)

 ◉修正導師が鬼を鎮め、鬼が退場します。

【お問合せ】

豊後高田市 教育庁 文化財室

〒872-1101

大分県豊後高田市真玉2144番地12

TEL 0978-53-5112  FAX 0978-53-4731

豊後高田市 商工観光課

〒879-0692

大分県豊後高田市是永町39番地3

TEL 0978-25-6219  FAX 0978-22-0955

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